《 お仕事アーカイブ #5 》 どうぶつイラストあれこれ

前回取り上げた「赤玉ジャパン」のナビゲーターの猫、「にゃぱん」は着物だけじゃなく、ぬか漬けも得意。張り切ってレクチャーしていました。「へー、ぬか漬けってそうなんだ!」と感心して見てるのは「ワンくん」。
こういった動物のイラストもあれこれ描いてきたなーと、今回は動物イラストをいくつかご紹介します。

動物を擬人化して描いた最初の仕事はこちらでした。雑誌「ミセス」の「眠り」特集です。眠りと言えば羊…で、編集者さんから「羊が主人公になって、ベッドメイキングをしていたりするのをイメージしてます」とうかがい、ラフのやり取りをしつつ相談しながら作ったページでした。改めて羊を調べると、種類もたくさんだし…どう描こうか?と試行錯誤でしたが、それも楽しみつつ進められた仕事でした。

肌が黒い羊にしたのは、そのほうが誌面で映えそうだったから。自分から黒い羊を描いて提案しながらも、打ち合わせで「あ、でも…黒い羊がシーツ触ってたりすると、不潔な感じがしますか?」と少し遠慮がちに聞いたら、「あはは、関係ないですよー、そんなこと言ったら、動物が触ってる時点で不潔じゃないですか」と、笑われましたっけ。(ホッ。。。)

こちらは、教育雑誌の挿絵に描いた「狼と7匹の子やぎ」の挿絵。

「鳥獣戯画」がテーマの企画展のために描いた「お花見伊勢うどん」。どうぶつがいっぱいです。「伊勢うどん友の会」のキャラクターのたぬきといっしょに、鳥獣戯画に登場するうさぎ、かえる、きつね、さる、を描きました。へびや亀は単に私の好みです。

メインじゃないけど、動物が目をひくことになったイラストもあります。この「赤ずきん」も企画展のために描きました。絵を購入してくださった方が「襲うはずの狼が、見守ってるみたいでウケる」とおっしゃってたそうです。気に入ってくださったのはすごく嬉しいけど、「そうか、ほんとはもっと怖く描くべきだったかな…」とちょっと反省したり。

ヘビもイグアナも好きです。「ガラパゴス」と聞いて反射的にイグアナが思い浮かび、そこから絵のイメージができたのがこちらです。

動物を描くのは掛け値なしに楽しいし、じつは人間よりずっとリラックスして描けるのです。なんでだろう?と少し考えてみたんですが、私は人間に「かわいい」要素を盛り込むことに照れ臭さがあるような気がしました。動物ならうんとかわいく描いても許されるように感じるのかも…ということは、私は「かわいい」がもっと描きたいのかもしれません。