2024年12月

  • ヌードデッサンを久しぶりに描きました

    熊谷守一美術館主催のデッサン会に参加し、久しぶりにヌードデッサンを描きました。

    ヌードデッサンはセツ・モードセミナーの学生だったころはしょっちゅう描いていました。セツの授業はほぼデッサン、そしてたまに水彩画。それだけでした…というと、物足りないと言いたげ?いえいえ、それらを集中して描くのが勉強になったなぁと今になってしみじみ思ってます。

    で、その「デッサン」はモデルさんが着衣の時は「コスチュームデッサン」、ヌードの時は「ヌードデッサン」の2種あり、コスチュームデッサンのほうが割合として多かったです。

    セツ先生は(って、このブログで思いの外、セツのことを書いてる気がします。やはり自覚してる以上に影響をたくさん受けたんだな)、デッサンの時にたびたび「モデルさんが目の前でポーズをとってくれて、それを描けるってすごく贅沢なんだよ」と言ってましたっけ。なんでも身近にある時はありがたみを感じないものですが、その「贅沢さ」はセツを卒業してから実感しました。学校とかじゃないと、なかなか生身のモデルさんを描く機会って無いんですよね。

    人物を描く仕事に直接役に立つとか云々よりも、見えたままをそのまんま描くという楽しさを味わえたことが、何よりの収穫でした。風景のスケッチと同じで、描く対象、モチーフとがっぷり向き合って遊ぶ感覚になるというか。5分なり10分なり、「集中しなければ!」という状態に追い込まれるのも気持ち良い。

    それにしても、セツ卒業以来…ではないけれど(10年くらい前に、何回か描く機会がありました)ずいぶんブランクがあって描くと、まぁ、思うように描けないポーズもありました。ここにアップするのは比較的、形がとりやすかったポーズですが、シンプルな立ちポーズなんかはかえって難しくて苦労しました。もうちょっと上達したら、ブログにまたアップしたいと思います。

  • 「教養としてのジャズ」のイラストを担当しました

    昨年発売された「ゼロから分かる!知れば知るほど、面白い ジャズ入門」の続編とも言える新刊「教養としてのジャズ」(世界文化社)が発売になりました。今回も、私が表紙と本文のイラストを担当させてもらっています。

    「教養」という言葉が付くと、少し難しく感じてしまうでしょうか?じっさいはそんなことはなく、ジャズの歴史を10年で区切りその時代を象徴する1曲から、影響を与え合ったりつながりがあった曲やミュージシャンがチャートとともに解説されている章があったり、楽器くくりの章があったり、そうそう、他のジャンルへのジャズの影響についての章もあり、興味深いです。笠置シヅ子しかり、美空ひばりしかり、日本の歌謡曲とジャズも切っても切れないですよね。とても理解しやすいようにまとめられています。

    今回もジャズプレイヤーたちのイラストを描きました。前回よりもごつごつした線で、色数をしぼって、シックな雰囲気にしました。

    ジャズって、理解が深まればよりいっそう楽しくなるのは間違いない。私もまだまだジャズファンひよっこですが、これからもついていきます。SpotifyプレイリストへQRコードからとべるのも前回同様、すばらしいです。

    こちらは表紙とまえがきページに添えられているイラスト。自分で気に入っているイラストです。

  • 《お仕事アーカイブ #7》看護師さん専門誌の挿絵

    15年ぶりにインフルエンザにかかりました。15年の間に薬も変わっていて「1回2錠だけ飲めばOK、それで治療終了!」の薬を処方され、「コレだけでいいの?」と驚きました。すごい!(もっとも鎮痛解熱剤も処方されましたが)

    私は風邪ひいただけでも「辛い…」とものすごく気落ちしてしまいます。病気の時って、本当に弱気。誰でもそうですよね。じつは私、数年前に大病を患い2週間ほど入院した経験もあります。風邪の時の近所の病院でも、大病院の入院病棟でも、看護師さんたちには本当に助けられてきました。

    そんな看護師さんたちを描く仕事も、以前よりたびたびご依頼いただいています。「犬を飼ってないのに犬を描いちゃダメだよ」と、ずいぶん前に先輩イラストレーターに冗談混じりに言われたことありましたっけ…と言えども、もちろん、ピンピン元気で病院とは縁遠い時でもこういった仕事もやらせていただいてました。

    *「看護の知」シリーズはこちらからご覧ください→「看護の知」シリーズ単行本

    でも、自分がじっさいに入院を経験して、看護師という仕事の幅広さや大変さを垣間見た後は、やはり描く時の気持ちが変わりました。一言で言えば、看護師さんへの敬愛の気持ちが増しました。病棟の様子なども実感を持って感じられるので、とっつきやすい。いやぁ、何事も経験、病気もまんざら悪くない、ですね(笑)
    看護シリーズは専門書なので、仲良くなった看護師さんたちの顔を思い出しながら「もしかしてこの本を手に取ってくれているかも」と思ったりしました。

    病気のおかげで自分の身にリアルに関わる医療のお金や制度と向き合うことになり、遅ればせながら社会に目を向けるきっかけにもなりました。そして、医療を受ける側、患者さんやそのご家族も明るい気持ちになれるような絵も描いていきたいと思うのです。(ちなみに、私自身は今はすっかり元気になりました。ありがたいことです。)

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    「ちーずのつぶやき」でも、看護師さんラブを吐露していました。本編はこちらからご覧ください→「ちーずのつぶやき・名医の効能」