1963年の紅白歌合戦を見て

いつか、ひばり、チエミ、いづみの三人娘を描きたい&書きたいと思ってました…って、もったいつけずにサッサと描けばいいんですが。

先週嬉しいことに、またも「昭和」(38年・第14回)の紅白歌合戦の放送がありました。翌年に東京オリンピックを控えて「未来には希望がいっぱい」という雰囲気に満ち満ちていることにまずは泣けましたが、そう、元祖三人娘(美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ)が揃って登場するのも私には嬉しい見どころでした。(と言いいつつ、すみません、今回はひばりは描いてない)

私と元祖三人娘との出会いは、池袋の新文芸坐で上映された映画「大当り三色娘」(1957年)でした。宝田明特集の一環で上映されてたのをなんの気なしに見たところ、三人があまりにチャーミングで芸達者なことにブッたまげ、それからDVDで同シリーズの映画「ジャンケン娘」「ロマンス娘」も見て、すっかりファンになりました。
もちろん、三人がすごいスターだったことは知っていたし、ひばりの活躍はリアルタイムで見てました。でも特に興味を持つきっかけもないまま…だったんですが、若い頃の三人のキラキラのアイドルぶり、それに歌も踊りもめちゃくちゃうまい!ことにびっくりしたわけです。映画のセットも凝っているし、ミュージカル仕立てだったりして、とにかく楽しい、かわいい、夢いっぱい。(昭和30年代のドリーミーさにグッとくるセンサーがある人はぜひ見て!とおすすめしちゃう)

で、紅白ですね。チエミは司会もこなしつつ「マイ・フェア・レディー」の「踊り明かそう」を、いづみは「思い出のサンフランシスコ」を歌いました。チエミの堂々たる歌いっぷり、全身からにじみ出る明るいムードが大好きです。いづみはダントツでモダンかつスタイリッシュ、まさに「実写版ジュニアそれいゆ」で、眼が離せないくらいキュート。

昭和30年代のドリーミーさといえば、当時のテレビバラエティ「夢であいましょう」や「シャボン玉ホリデー」も思い浮かびます。これは私がずーっとほんのり憧れ続けている世界のひとつなんですが…第14回は出場歌手のみなさんから、その一端を見せてもらえたような気もしてじんわりと感動しました。応援部隊として、永六輔や黒柳徹子、クレイジーキャッツも登場したりね。

男性コーラスグループが多数登場するのもよかったな。ダークダックス、ボニージャックス、デューク・エイセス。あと(コーラスグループとはちょっと違うかもだけど)マヒナスターズも。

イラストはボニージャックスです。ロシア民謡「一週間」が紅白で歌唱されるというのも、今見ると新鮮です。