2025年4月4日

  • 《オリジナル作品アーカイブ #4》”lazy afternoon”

    2004年、恵比寿の「Good Honest Grub」というカフェで小さな個展をしました。この時はタブローの新作は2点くらいで、そのなかの1点がDMにした絵でした。
    全作描き下ろしじゃない展覧会での新作って、私はつい紹介し忘れてしまう…ので、今回はこちらの絵をピックアップしました。

    絵にしたアパートは、ハワイのアラモアナの外れで撮った写真がもとになってます。アラモアナって「巨大ショッピングセンターがあるとこ」ってイメージだけど、そこを少し離れると夕陽がきれいに見える公園があったり、郊外ぽい雰囲気が漂っていました。そういう「ふつう」の町中の、簡素なこじんまりしたアパートの佇まいが好きです。アメリカ映画やドラマでもこんな感じの建物(コの字型だったり中庭があったりもする)はよく登場しますが、ちょっとヤバい人が住んでいることも多いですね。

    だから、というわけじゃないけど、ここに描いた人物は映画「ジャッキー・ブラウン」のブリジット・フォンダを思い浮かべながら描きました。ハワイの写真には、人物は写ってなかったのですが、プラスしました。

    8号サイズのキャンバスにアクリルガッシュで描いています。
    展示は6月だったので、夏に向かうワクワクした気持ちで描いたように記憶しています。

    まぁ、夏だからって、私には特別なイベントがあるわけでもないし、海にも山にも行かないけど…そして昨今の酷暑を通り過ぎた命に関わるあの暑さ。現実ではうんざりしてしまう季節かもしれないけど、それでもやっぱりイメージの「夏」は永遠に輝いているように思います。そして、それを追いかける気持ちはこの先も消えない気がするのです。

    夕暮れどきのアラモアナ・ビーチパーク。
    滞在中、いちばんきれいな夕陽が見れたのがここでした。