展覧会とオリジナル作品

  • 短歌を詠んでみたーその2

    5月の個展で、絵に合わせて詠んだ短歌をまとめて紹介しています。前回に続き今回は残り半分。

    まずはブルックリンのカフェを描いたこちらから。

    《 ここに来れば いつものわたしに戻るから そっと開いた この本とともに 》

    ブルックリンは20年以上前、ルームシェアをして滞在したことがあり、今も変わらず親しみを感じる街です。そんな異国の街でもトーキョーでも、コーヒーと本のある場所の居心地の良さは格別、何者にも変え難いです。

    前回のルート66の旅行もブルックリンも20年くらい前って、改めて驚きます。新しい空気を吸いに行きたいけど、円安、物価高にがっくり、なかなかヒョイとひとっ飛び…というわけにはいきません。
    絵はどこに居て何を見ても描けるのですが...でも、やっぱり外国の色や匂いに浸りたいという気持ちはいつもフツフツと自分の中で静かに沸いています。

    つづいてハワイ。

    《 「これいくら?」買う気もないのに聞いてみる ロコを気取って チャイナタウンで 》

    初めてハワイに行ったとき、ホノルルのチャイナタウンのエキゾチックな、でものんびりした雰囲気はとても印象に残りました。ロコの人たちが普通に買い物する食料品店の店先です。今はもう、再開発とかであのころの面影は無いのかなぁ。

    続けてこれもホノルルチャイナタウン。

    《 レイを編む その傍らで出番待つ 姿愛しい ホノルルの花 》

    ダウンタウンの花屋の店先では、おばちゃんたちがせっせとレイを編む姿も見かけました。色鮮やかな花たちは、これからレイになるのか花飾りになるのか…

    さて、旅から日常に戻ってこちら。

    《 ひと休み コーヒー淹れてまた描いて 知らず知らずに 日々は重なり 》

    個展をやらせていただいたサンブンノイチギャラリー主宰のBLACKBEANSさんから、はじめてイラストの依頼があったのが21年前。コーヒーのパッケージのためのイラストでした。その中の一枚がこちら。

    最後に、冬の景色を。

    《 さくさくと 雪踏みしめてあの丘こえて 火照る頬染め髪なびかせて 》

    子供のころは雪遊びもそり遊び(草そり専門でしたが)にも夢中になりました。「全身全霊で遊ぶ!」そんな時間を持ち続けたいなと切に思う今日この頃です。

    昔のことも楽しく思い出すけど、これからやりたいこともたくさんあるし「最善のことは未来にある」の言葉を信じて、遊んだり転んだりしながらこの先もやっていきたいと思います。

    なぜか最終回っぽくなっちゃいましたが(笑)もちろんブログはこれからも続きます。っていうかまだ始まったばかりですね。引き続きよろしくお願いします。

  • 短歌を詠んでみた

    5月の個展では、絵に合わせて短歌を詠みました。「まだブログに載せてなかった…!」と、遅まきながら2回に分けて投稿します。

    まずは旅の絵、アメリカのルート66沿いのモーテルの絵から。
    (絵のすぐ下に、絵に合わせて詠んだ短歌があります)

    《 時を計る 動くものなし ロードサイド 風にたなびく 雲さえもなく 》

    2007年のアメリカ旅行だから、もう18年前!個展をやらせてもらったサンブンノイチギャラリーを主宰するデザイン事務所、BLACK BEANSさんの社員旅行に同行させてもらって、念願のルート66を辿る旅ができました。その旅行の風景を描いたなかの一枚です。(同シリーズの絵はギャラリーページからご覧いただけます)しーんと時間が止まってしまったような、あの静かで怖いくらい清々とした風景はくっきりと目に焼き付いています。

    続いて、こんどはベトナムの旅の絵。4枚連続でまいりましょう。

    《 この角か もひとつ先のあの角か 曲った先に 待つパラダイス 》

    ベトナム中部の町、ホイアンを散歩して出会った風景です。そぞろ歩きで出会う場所は一期一会、そう思うとどうってことない普通の町角の眺めも、特別なものに思えてきます。

    《 あの唄が 聞こえてきそう 陽だまりに 時空を超えて 私はここに 》

    こちらもホイアン。ホイアンは穏やかで懐かしい空気に満ちたところでした。散歩すれば、町角で子供のころの自分に出会えそう。聞こえてくるのは…さぁ、どんな唄でしょう。

    《 子どもらの 声は遠くに カオラウと ひそり向き合う 遅い昼食 》

    ホイアン(ベトナム)でしか食べられない「カオラウ」という麺料理があります。日本の伊勢うどんがルーツになっていると言われ、その独特な味わいにすっかりハマりました。滞在中に何回か足を運んだレストランは、ランチタイムは地元の家族連れで大賑わい。その喧騒の中で食べても、混雑を外した時間に一人で食べても、どちらもおいしいカオラウでした。

    ホイアンからハノイへ。

    《  赤にブルー 淡いグリーンに濡れた土 色に恋したハノイの通り 》

    旅先では必ず印象的な色に出会います。はじめてのベトナムで訪れたハノイの町では、壁のペパーミントグリーンがその筆頭でした。霧雨やスコールも多く、しっとりした空気の中で冴えざえと見えた色たち。また会いに行きたいです。

    この展覧会で、このうように絵のタイトルがわりに詠んだのが、私の短歌デビューです。(中学の国語の授業で作ったことはあったけど)何事も「まずは概略を理解して」と考える私、「短歌入門」みたいな本を何冊か読んだら、かえっておそれ多く身構えてしまいました。「難しい!ぜったい無理!」と尻込みしましたが、ギャラリーの黒川さんがご自分の写真の絵に短歌を詠んでくれたので、ここは私も思い切って!とチャレンジしました。
    サンブンノイチギャラリーのウェブサイトには黒川さん作の短歌も掲載されています。)


    前半最後は今が季節のダリアを。

    《 夕闇に ぽっとともした 灯のような 窓にたゆたう 君のくれない 》

    ダリアはいちばん好きな花です。ダリア様と言いたいくらい気位が高そうに見えるときもあれば、寂しそうに見えるときも。そんなさまざまな表情を楽しみながらの同居は短い間だけど、確実に友情が芽生えます。花は楽しいですね。

    では、後半はまた次回。



  • 似顔絵描きます&リソグラフ展示販売のお知らせ

    この度、素敵なジュエリーブランド「Todos」さんの期間限定サロンイベント『Salon de Todos』に、イラストレーターとして参加させていただくことになりました。

    6月25日(火)から30日(月)まで、銀座の奥野ビルで開催されるスペシャルな空間で、皆さまとお会いできるのを楽しみにしています😊

    会場では、似顔絵のオーダーを承ります。その場で描くのではなく、お写真を撮らせていただくか、お気に入りのお写真をお持ちいただき(後日送っていただいてもOK)、ご要望をお伺いします。

    仕上げた似顔絵は後日、データまたは原画でお渡しいたします。

    似顔絵は、普段使いしやすいデータでのお渡しはもちろん、原画やプリントを額装して飾っていただくことも可能です。オプションで名刺や一筆箋に仕立てるご注文もお受けします。

    会場には、額装の見本や、名刺や一筆箋のサンプルもご用意しますので、ぜひ実物をご覧くださいね。

    会場の一角では、独特の風合いが魅力のリソグラフ作品も展示・販売します。今回は線画イラストをリソグラフで制作しました。先日、工房で刷ってきましたが、レトロで温かみのあるリソグラフの魅力を、ぜひ会場で感じていただけたら嬉しいです。

    私も今からイベントの1週間が本当に楽しみで、現在も絶賛制作中です!この先も随時、SNSでお知らせしていきますので、ぜひチェックしてくださいね。

    お気軽にお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

    【Salon de Todos】

    期間: 2025年6月25日(火)〜30日(月)
    場所: 奥野ビル 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル607

    Todos ウェブサイト: https://todos.tokyo/archives/7359
    Todos インスタグラム: https://www.instagram.com/todos.tokyo…

  • 【個展とワークショップのお知らせ】

    5月30日より、新しくオープンする「サンブンノイチギャラリー」にて個展を開催します。
    新しい場所、新しいことに参加できるワクワクを感じながら、ただいま絶賛制作中です。

    5/30(金) 5/31(土) 6/1(日) 6/6(金) 6/7(土) 6/8(日) 12時-19時(最終日のみ17時まで)
    サンブンノイチギャラリー 渋谷区神宮前6丁目24−2 原宿芳村ビル3階 google map

    *サンブンノイチギャラリーのサイトはこちらです。
    「サンブンノイチギャラリーHP

    *絵を描くワークショップを開催します*

    さて、新しいことのひとつとして、今回は個展期間中に「絵を描くワークショップ」を開催します。
    画材は会場にすべてご用意してあるので、手ぶらで絵を描きにきてください。
    年齢も問いません。
    内容は以下のとおりです。どうぞお気軽にご参加ください。
    参加希望の方は、あらかじめ田上宛にメールにてご連絡ください。
    *メールアドレスは 【mail@chiakitagami.com】です。

    ・お名前 
    ・電話番号
    ・参加希望日 
    ・参加人数 
    をお知らせください。

    ご質問、お問い合わせもこちらのメールにどうぞ。

    ・日時 6/1(日)、6/7(土) 両日とも13時〜15時
    ・会場 サンブンノイチギャラリー 〈神宮前6-24-2 原宿芳村ビル3F〉(田上千晶個展会場)
    ・定員 各回6名
    ・参加費 1500円(税込)
    *紙、画材代、額代を含みます。当日現金でお支払いください。
    ・持参するもの 描きたいモチーフの写真(無くてもOK)、エプロン(画材を使うので気になる方はご持参ください)

    A4かB5サイズの紙に、絵の具、パステル、色鉛筆、ペンなど会場に用意した画材の中から好きなものを使って1枚の絵を仕上げます。
    額もお渡ししますので、仕上げた絵は額に入れて、すぐに部屋に飾ることもできます。

    あなたの好きなもの、描きたいものを描いてください。

    たとえば、ペット、旅行で行った場所。かわいいケーキでも、大好きなあの人でも、自画像でも。描きたいものの写真があれば、それもぜひお持ちください。絵のタッチや画材選びのアドバイスをしますので、安心して進めていただけます。

    「とくに描きたいものは決まってないけど、絵を描いてみたい」という方も大歓迎。
    会場で、色や線で絵を描くことを楽しんでください!
    そのための画材選びやアイデア出しなどのアドバイス、手助けをさせていただきます。

    描いた絵はお部屋に飾ったり、SNSに投稿したり、いろいろ楽しめます。
    ご自分やペットのイラストを描いて、それをアイコンとして活用するのもいいですね。

    「絵は自信が無くて」「描いたことないし」という方も「やってみたら楽しい!」と感じていただけるワークショップです。ご参加お待ちしています♪

  • 《オリジナル作品アーカイブ #5》”チャイナタウン”

    先週に引き続き、「紹介しそびれた作品シリーズ」です。今回の1枚は、2005年の個展「Windward」のために描いた作品、「チャイナタウン」です。この個展も全くの新作は2枚くらいでした。その1枚がこちらです。

    ハワイのチャイナタウンで撮った写真がもとになっています。どこの国、地域でもチャイナタウンは素通りできない場所なんですが、ホノルルのチャイナタウンは最高に好きでした。
    ローカルなハワイの雰囲気と相まって、時間がまったりと過ぎていく感覚。開け放した店のドアからラテン音楽が聞こえてきたりして、まるで映画「欲望の翼」の中に入ってしまったような?

    …もっとも、これは私が最初にハワイを訪れた、もう30年近く前の印象。チャイナタウンも様変わりしてしまったのかな?とも思います。

    8号サイズのキャンバスにアクリルガッシュで描いています。個展の準備期間は2週間だったので、早朝に集中して描いていました。撮った写真には、人は入っていなかったのですが、プラスしました。イメージ通りの後ろ姿の写真を探すのにちょっと苦労した覚えがあります(手持ちの海外の写真集のポーズを参考にしました)。

    当時撮ったチャイナタウンの写真です。まだフィルムでした。だいぶ退色してますね。
    背の低い、古い建物が並ぶストリートが独特な雰囲気でした。

  • 《オリジナル作品アーカイブ #4》”lazy afternoon”

    2004年、恵比寿の「Good Honest Grub」というカフェで小さな個展をしました。この時はタブローの新作は2点くらいで、そのなかの1点がDMにした絵でした。
    全作描き下ろしじゃない展覧会での新作って、私はつい紹介し忘れてしまう…ので、今回はこちらの絵をピックアップしました。

    絵にしたアパートは、ハワイのアラモアナの外れで撮った写真がもとになってます。アラモアナって「巨大ショッピングセンターがあるとこ」ってイメージだけど、そこを少し離れると夕陽がきれいに見える公園があったり、郊外ぽい雰囲気が漂っていました。そういう「ふつう」の町中の、簡素なこじんまりしたアパートの佇まいが好きです。アメリカ映画やドラマでもこんな感じの建物(コの字型だったり中庭があったりもする)はよく登場しますが、ちょっとヤバい人が住んでいることも多いですね。

    だから、というわけじゃないけど、ここに描いた人物は映画「ジャッキー・ブラウン」のブリジット・フォンダを思い浮かべながら描きました。ハワイの写真には、人物は写ってなかったのですが、プラスしました。

    8号サイズのキャンバスにアクリルガッシュで描いています。
    展示は6月だったので、夏に向かうワクワクした気持ちで描いたように記憶しています。

    まぁ、夏だからって、私には特別なイベントがあるわけでもないし、海にも山にも行かないけど…そして昨今の酷暑を通り過ぎた命に関わるあの暑さ。現実ではうんざりしてしまう季節かもしれないけど、それでもやっぱりイメージの「夏」は永遠に輝いているように思います。そして、それを追いかける気持ちはこの先も消えない気がするのです。

    夕暮れどきのアラモアナ・ビーチパーク。
    滞在中、いちばんきれいな夕陽が見れたのがここでした。

  • 《オリジナル作品アーカイブ#3》 ”SUNSHADE”

    引き続き、Ben’s Cafeでの個展のことを。と言っても、前回紹介した”Holiday in Hawaii”のことではなく、翌年に開催した”sunshade”という個展のお話です。
    *個展の絵はギャラリーページからご覧いただけます→【オリジナルイラスト】”sunshade”

    「この場所のおかげで絵が描けた!」と思うほどBen’s Cafeが気に入って、”Holiday in Hawaii”終了後、早々に翌年の予約をいれました。作品発表の場としては気楽であることも、カフェとしての居心地の良さも、すべて「描くこと」の大きな助けになると感じていました。

    さぁ、次は何を描こう?そこでまたフッと思い浮かんだのが中学生のころに見せてもらった伯父のアルバム。伯父は戦後間もないころ、東京の米軍将校クラブに出入りしてプロモーターのような仕事をしていました。歌手やダンサーを集めては将校クラブのショーに出演させていたそうです。当時はこんなふうに様々な形で米軍に関わった人、たくさん居たんでしょうね。

    東京でそんなことを続けるうち「沖縄の将校クラブでもやってくれない?」と頼まれ、伯父はチームを組んで沖縄へと馳せ参じ、那覇より少し北上した場所にある「ライカム・オフィサーズ・クラブ」に2ヶ月くらい専属チームとして滞在したのです。その時の写真を写真を一冊のアルバムにまとめていたのでした。(ちなみに、ライカムという地名は今も残っています。)

    家族全員で伯父の家に遊びに来て、夕食もご馳走になったその後、お茶とお菓子などをつまみながら…のタイミングで見せてもらったのを覚えています。アルバムを開くとそこにはエキゾチックな世界が繰り広げられていました。いつも「ここではないどこか」に惹かれてしまって地に足がつかず、現実のクラブ活動とか学校生活にはまるで興味が持てなかったティーンエイジャー時代の私のハートが鷲掴みにされました。

    伯父もどこか浮世離れしている人でーときどきウィンザー&ニュートンのカラーインクなど洒落た画材をプレゼントしてくれたりもしたんですがー「何をしてる人か?」もよく知らない…そんな感じでしたが、そのアルバムを見せてもらって伯父の秘密がちょっと覗けたような気になりました。それもすごく嬉しかったですね。

    そんな鮮明な記憶も、だんだん埋もれて全く思い出しもしなかったのに、「そうだ、あの写真!」とパッと頭の中に蘇りました。あの時空を超えた南国を描きたい。”Holiday in Hawaii”を描いている時はハリー&マックのアルバムが伴走してくれましたが、そこから派生して細野晴臣のトロピカル三部作をこの頃はよく聴いていたので、それも私をエキゾチックなイメージに導いてくれたのかもしれません。

    伯父に連絡を取って事情を話し、アルバムを借りて20年ぶりに見てみると、そこには記憶どおりの世界が私を待っていてくれました。自分の全く知らない場所、現実とはかけ離れているけど「ここに居る気持ちになれるな、これもきっと絵にできるな」と思いました。

    アルバムはすべてモノクロ写真でした。カラーに変換して描くより、このままグレートーンで描いたほうがしっくり来るなと思いました。モノクロの中に見える光と影がとても美しいと感じたので。タイトルの”sunshade”は暑い日差しを遮る日よけ、天蓋のようなものの意味。このタイトルにも明暗、光と影のイメージを込めました。

    苦手と思った人物も、風景と同じ気持ちで取り組むと描けるようになりまた。”sunshade”では絵のサイズはF8のキャンバスに統一して、全部で9枚描きました。このうち半分くらいは人物ありきの絵ですね。DMに描いた女性は松竹ダンシング・チームに所属していたダンサーです。彼女が将校クラブの中庭でくつろいでいる写真をもとに描きました。他にはマジシャンも…これはちょっと不思議な絵かもしれませんが。今だとヘンな分別がついてこういう絵を描くには勇気がいるかな(笑)?当時はノリノリで描きました。実際にショーの色物として出演していた当時売れっ子のマジシャン李彩氏です。

    アルバムを借りた時に、伯父からさらに当時の思い出を聞くこともできました。戦後8年、まだまだ豊かとは程遠い東京とは別世界で、食事にはわらじみたいな大きなステーキやアイスクリームが出てくること、敷地内のレストランの階段脇には天然のペパーミントが群生し、夜は良い香りを放ちそれはそれはロマンチックだったこと…などなど。

    この個展中に、雑誌「イラストレーション」が取材に来てくださり、「風景を描く人」の一人として特集ページに登場させてもらいました。”Holiday in Hawaii”の時には「誰も見にこないし」とちょっとハスに構えていましたが(じっさいは有難いことに多くの方が見に来て下さった)「まさかこんなふうに取り上げてもらえるとは!」と、とても嬉しかったです。
    もちろん、伯父も見に来てくれました。伯父はこの時だけでなく、個展の時はいつも来てくれましたっけ、応援してくれてたんだなぁ。

    最後に、最近描いた晩年の伯父の絵を。7年前に旅立ってしまったけど、あちらに行っても近くに感じる人のひとりです。

  • 《オリジナル作品アーカイブ#1》 ”Loser’s Paradise in Brookioyn 〜ここには孤独な夢はない〜”

    このブログでは過去の仕事も紹介していますが、同じように、これまでに開催した個展で描いたオリジナルの作品も改めて紹介していこうと思います。

    第一弾の今回は2014年にタンバリンギャラリーで開催した「Loser’s Paradise」です。私と詩人で出版社主宰の佐藤由美子さんの二人展という形での展示でした。

    個展作品はこちら→【オリジナル作品 二人展 “loser’s paradise”より】

    タイトルの「Loser’s Paradise」とはつまり…負け犬たちのパラダイス。負け犬なんていうと自虐的だけど、負け犬、敗者と呼ばれるかもしれない人々が、自分の人生を力強く取り戻す…そんな意味が含まれています。その「場」の象徴がブルックリン。私と佐藤さんがいっとき、ルームシェアをしたゆかりの場所でもあるブルックリンがこの展覧会の舞台になっています。
    このあたりの経緯は、タンバリンギャラリーに佐藤さんが寄せた文章を読んでいただけたら。

    展覧会についてのコメント→【タンバリンギャラリーホームページ】

    今、改めて読むと10年の時を経て、佐藤さんの言葉がリアルに胸に訴えてきます。これからの世界、アメリカはどうなっちゃうんだろう?と、東の小さな国の自分も固唾を飲んで見ているのですから。

    展覧会では、最初に絵を描き、それに合わせて佐藤さんが詩を書いてくれました。その詩は、二人のユニットcity sticksのフェイスブックページでも読んでいただけます。

    絵と詩の掲載はこちら→ 【city sticks フェイスブックページ】
    (詩画集からのピックアップ、という形で14回投稿しています。)

    リンクが多い紹介になっちゃいましたね。でも、リンク先を見ていただくのがいちばん伝わるかな…と思います。コラボレーションの化学反応が、時間をかけて(ルームシェアしたのは展覧会を遡ることさらに10年以上前、2003年か2004年頃です)実った展覧会でした。